天 愛の咲くを願いて
美しき言葉与えり
美しき言葉は
天が咲かせし花なり

美し国大和の国が 天地創造の言葉 民族降臨のことば 愛と冒険のことばなど 美しきことばの共有から生じた情熱の炎によって創造されたこと古事記は今に語りかけてくる 陰陽の結合により 大地が生じ 魂の天に於ける合意により民族が生じ 愛と勇氣の行動によって 美しき現実が生じること 神話は永遠の真理を今に伝えている 美しきことばに命を盡くした神々は 今も山河の清きところに祀られ 自然の真理を語りかけてくる

天照大御神

御名であらわしていられるように、そして天の岩戸で語られているように、天照大御神は、明るい光で人々を生かしていられる大神です。皇祖神として伊勢に祀られ永遠に大愛の光を輝かしていられます。

須佐之男命

やまたのおろち伝説が示すように、民を守るため愛と智恵と力で邪悪を退治した須佐王命は出雲の地に、葦原中つ国を創立されてゆかれます。

邇邇芸命

稲穂を豊かに実らせることを天命とされる賑飯命は、高千穂に降臨され、葦原の繁る 中つ国の主となられ、稲穂の稔る豊かな国にされてゆかれます。

天宇受売命

天の岩戸では愉快な踊りで天照と結ばれ、降臨されると先住の民猿田彦と結ばれ 氏族を現された天宇受売命は、全てを結ばれる愛の女神ではないでしょうか。

大国主命

出雲の小兎の逸話が語っているように、温かい思いやりと、 深い智恵で人々を結ばれて国造りをされ、 お命に替えて国結びをされた大国主命は、出雲の大神となられ 今も全ての結びにはたらかれています。

山幸彦

山の民を治めていた山彦は、平野の主賑飯命と親子の杯を交わし、漁民の主海彦と兄弟の契りを結ぶことで 平和の柱となられ、山幸彦として敬愛されたのではないでしょうか。

海幸彦

漁民を治めていた海彦は、平野の主賑飯命と親子の縁を結び、山の主山彦と兄弟の縁を結んで 、平和の柱となられ、 海幸彦として敬愛されたのではないでしょうか。

倭盤余彦尊

東の美しい土地に 豊かに稔る肇国を企てられた、倭盤余彦命は強固な信念でやたの鴉や、 金の鳶などの瑞兆を招かれ、 大和の国を拓かれてゆかれます。

倭建命

討たれたタケルから、その名が捧げられた逸話から、皇子の気品が薫ってくるようです。 部下も女性も敵までも、敬愛を捧げずにおれない倭健命だからこそ、困難な統一事業が達成されたのです。

弟橘比売

愛してくれた夫君の望みを助けたい一念から、荒れ狂う羽涛に美しい身を投じて行く弟橘比売。 愛の献身は美しい光となり あづまはや!の言魂と共に永遠に輝いてゆく。